今日4月8日は花まつり、お釈迦様ご生誕の日です。
なぜ祝日じゃないの?
お釈迦様と言えば、言わずもがな仏教を説かれた方で、今から約二千五百年前にインドでお生まれになりました。
その仏教が、西遊記で有名な三蔵法師によって、シルクロードを通じて中国へ弘められました。(実在の人物なんですよw)
その後に、勇気ある方々によって海を渡り日本へも伝えられたことは、歴史の教科書でも学びましたよね。
現在の日本人は、無信仰の人が非常に多いですが、日本はれっきとした仏教国です。
それなのに、4月8日はカレンダーに「花まつり」と記されているだけで、祝日でも何でもないですよね。
現代の日本を象徴しているとも言えますが、正直お粗末だなと個人的には思います。
賞賛される日本人の精神
自然災害が多発する昨今、その度に海外から賞賛をされるのが、日本では暴動はもちろん略奪すらほとんど起きない点ですよね。
ある仏教の先生から教わったのは、現代の日本人の多くは無信仰だけれども、根底に仏教的な精神が根付いているから、そのような問題が起きにくいのでは?、ということです。
ただ…日本でも、買い占めだの転売だのをする、一部のお粗末な人はいます。
こういった人を、仏教では「我利我利亡者」と言います。
文字の通り、自分の利益ばかりを考えている人で、結果的には幸せにはなれないと説かれています。
暴動や略奪といった行為は、その極端な例だと言えますよね。
その他の常識的な人は、我利我利亡者を体感的に知らされているから、理性で抑えられているのではないでしょうか?
心を鎮めて過ごそう
コロナ禍は出口が見えないまま、共存という形で収束へ向かうのでしょうか。
また、ロシアによるウクライナ侵攻が、不安な世の中に拍車をかけています。
しかし、街中を見渡せば、新年度や新学期のせいか、完全に浮かれムードです。
こんなご時世にも、他人事として流しやり過ごす…、実にお粗末な姿だと思うのです。
せめて、4月8日「花まつり」の今日は、心を鎮めて過ごしては如何でしょうか?